category: 1979年(昭和54年) 1/1
[昭和54年]宮崎美子「今の君は ピカピカに光って」ミノルタX-7。

小学校の帰り道、小さな商店街の露地裏に、レンズ工場がありました。傷や規格外で除外された不良レンズが、工場の片隅に山と積まれています。友達のお父さんがそこに勤めていたこともあり、時々、工場の敷地内にこっそり入っては、キラキラ光るレンズを物色したモノです(汗)厚みの違う凸レンズ、瓶の底より凹んだレンズ…レンズ越しに見た世界は、まさに別世界です。子供だった私の目も、きっとキラキラしていたに違いありません。「好きなのがあ...
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[昭和54年]音楽を連れて歩こう!!SONYのウォークマン。

60年代から70年代前半、娯楽の中心になりつつあったテレビも、レコードに針を落とすステレオも、家の重要な一部でした。家族が一同に集う場所に、ドカンと鎮座した家具調タイプの家電です。スイッチを入れない時には、ご丁寧に、レースまでかかっていましたね(笑)しかし、めざましい技術進歩と個人の多様化から、70年代後半、電化製品の家具調タイプは、その需要を減らしていきます。ポータブル化・コンパクト化がもたらしたモノとは…「一家に一台...
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[昭和54年]松田優作主演のハードボイルド??「探偵物語」

岐阜で、人を馬鹿呼ばわりする時に「たぁけ~」と言います(笑)子供の頃、何度も大人に言われたし、じゃれて友達に何度も言った覚えがあります(汗)「たぁけ~」とは、「たわけ」の事。古事記や万葉の時代からある「戯け」が方言になった言葉です。俗説では、「田分け」と書いて、複数の子供が田畑を分け続ける事で、孫・ひ孫の代には田畑はへり、資産が減っていく愚かな様を、洒落て当てた言葉とも言われています。昔、この大たわけが、戦国の覇者となり天下...
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[昭和54年]オリビア・ハッセーと「君は薔薇より美しい」

越えられない壁と言うものは、人の心を暗い闇の中に閉じ込めます。もがけばもがくほど…心は不安に取り憑かれ、自分さえも否定する羽目になるものです。高校生になり、時代の流行を追う毎日を過ごす中で、先生は、「テレビ・漫画ばかり見ず、たまには文豪と呼ばれる本を読め」と言います。「何のために学校に図書館があると思っているんだ。」とまで言います(笑)「なんで、授業と関係ない本を押しつけるんだ」「図書館を作ってくれと、頼んだ覚えはない」...
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[昭和54年]甲斐バンドの「安奈」に理想の女性を見た。

男性漫画家の描く女性は、等しく理想の女性を極めたいと言います。自分も、昔、漫画家になりたい夢を持っていました。御多分に洩れず、わら半紙にBの鉛筆で描く女性キャラは、自分の理想への投影です。しかしねぇ~技術が伴わないその絵は、とても魅力的とは思えませんでしたね(汗)理想をカタチにすることの難しさを痛感しました。何よりも、その理想は、時が経つほどに美化されていきます。たゆまぬ絵を描く技術と感性の追求こそ、理想に近づく...
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