[昭和60年]ミスしたら終わり。スーパーマリオブラザーズ。

仕事の覚えはじめは、要領も悪く技術も無く、
それほど難しくない仕事も、難儀だったのを覚えています。
下端の簡単な仕事を、オヤジである上司(笑)に、繰返し繰返し指示されました(汗)
ストレスが溜まると、決まって同僚の家で、酒を飲みながらゲームをしましたね。
タタン、タッタ、タッ、タァーン~♪♪
1983年に発売された任天堂ファミリーコンピュータ…略してファミコン。
1985年9月13日発売の「スーパーマリオブラザーズ」で、大ブレークしました(笑)
大魔王クッパに掠われた、キノコ王国のお姫様ピーチ姫を助け出すために、
マリオとルイージの兄弟が、大冒険をするゲームです(笑)
ステージを進めるごとに難易度が上がり、なかなか先へ行けません(汗)
タッ、タッ、タッ、タラララ~♪♪と、マリオはスタート地点へ。
ちょっとしたミスを何度も何度も克服しながら、
クッパの居る城砦に辿り着いた時の喜びは一塩ですよ。
今のゲームなら、どこでもセーブのコンテニューがあります。
今までの道程と時間を無駄にしたくない人には、どこでもセーブは便利です。
しかし、マリオの大冒険には、それがありません。
ミスして落ちたら、オワリ。振り出しに戻るんです。
これが、スーパーマリオブラザーズの緊張感であり、面白さかもしれません。
マリオを開発した宮本茂さんは言います。
…アクションゲームというのは、
…難易度の高いところだけを遊び続けるとしんどいんですよ。
…多少自分が上手にできてしまうところも遊ぶから気持ちがいい。
…だから、途中セーブをいくつもつくるよりも、
…もう1回やさしいところから遊んでもらおうと。
人生、失敗する前にセーブできると良いかもしれませんね。
でも、セーブポイントから、やり直したところで、
それまでの技術・経験は、変わらないまま。
だったら、もう一度勉強をやり直そう~。
面倒に思える簡単なことを何度も何度も繰り返すうち…
人は知らずのうちに成長しているモノです。
16×16のドット絵だったマリオが、
今では「えっ!!こんな姿だったの?」と思えるほどのCGキャラに成長しました。
荒削りだった、ちょび髭オヤジは…(笑)
1本1本を積み重ね、全世界で4,024万本を売り上げました。
「世界一売れたゲーム」として、ギネスブックに登録されています。
そして、あのちょび髭オヤジは、今も多くの人に、
スタート画面に戻る楽しさを教えています。
オヤジに難題を賭けられるのも良いものです(笑)
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